どんな目的でも、それを達成しようとする時において、
目的達成には2つの要因が関わっていることを認識する必要があります。
1.自分が直接コントロール出来る範囲の要因
2.自分が直接コントロール出来無い範囲の要因
至極当たり前のように見える分類ですが、
私達は往々にして、この2つの要因において混乱しています。
自分で出来る事と出来無いことの分別がついていない。
ゆえに ―
自分でするべき努力が出来ていないので、状況が良くならない。
人に助けを求めるべき状況なのに、助けを求められずに、苦悩を続ける。
物事は何でも、自分のやり方で、自分の思う通りに動くべきだという、
非客観的な考えに捕らわれながら、働きすぎて行動や心のバランスを崩す。
自分が全てをやり遂げたのだと信じて、思い上がる。 ―
この2つの要因においての混乱は、客観性の欠落の表れです。
物事の達成には、様々な要因が複雑に絡み合っていて、
自分が全てをコントロール出来る訳ではない、
という事実は、客観的に認識されるべきです。
現代の日本では、デキる人間によって作られたシステムの中で、
私達の生活が機能しているので、物事の達成の要因は全て、
人間に拠るものだと感じてしまいがちです。
「○○さんに確認を取って、明日までにメールでお返事します」
という簡単な作業があったとしましょう。
それがもし出来なかった場合、いわゆる先進国、例えば日本だったら
その責任は、○○さんか私本人がどちらかにあるはず、
という様に、思考の範囲は人間たち世界の範囲内に留まっています。
そこに「不確定要因」とか「運」とか「グレース」と言った概念は見つけにくくなっています。
その責任は、○○さんか私本人がどちらかにあるはず、
という様に、思考の範囲は人間たち世界の範囲内に留まっています。
そこに「不確定要因」とか「運」とか「グレース」と言った概念は見つけにくくなっています。
しかし、インドだったら。。。
○○さんどこ?ホリデー?またホリデー?今度は何のホリデー?
いつ帰ってくるか見当つきませんよね。電話してみようか。
つながらないね。きっと携帯のバランス(残高)が無いんだろうね。
じゃあ、待ってもらうようにメールしようか。ってネットつながらないし。
近所で誰かが穴掘って、電話回線つぶしたらしい。いつ復旧するのかね。
ちなみにこの前は、象が電信柱折って電話使えなくなったね。
水道もたまに同じ理由で止まるよね。
水道もたまに同じ理由で止まるよね。
あ、復旧した?そしたら、ネットにつないで、、、って次は停電ですか。
電気と電話、いろんなものが全部揃ってないとネットに繋げないからね。
最近雨降ったり、風がきつかったりするから、停電多いね。
電気が来たら来たで、電圧高すぎて、電化製品壊れちゃうんだよね。
この前も、それでモデムが火を噴いて壊れちゃったしね。火事になったらどうすんのね。
スイッチ入れる時も、感電しないように気をつけなきゃね。
インドでは毎年多くの人が感電死してるらしい。そーとスイッチを入れながら、
「Om ナマッシヴァーヤ」っとマントラをつぶやいちゃった。
インドでは毎年多くの人が感電死してるらしい。そーとスイッチを入れながら、
「Om ナマッシヴァーヤ」っとマントラをつぶやいちゃった。
頼れない人間の代わりに神様が頑張ってくれている国、インド。
「不確定要因」「運」「グレース」「カルマの法則」といった言葉の意味を、
日常の中で、否が応でも知らしめてくれる国、インド。。。
の2つを見極めて、自分で出来る範囲の要因において適切な努力をし、
直接手を打てない範囲の要因については、委ねる態度が必要です。
しかし、自分でコントロール出来ると思っていることでも、
結局は、この複雑に絡み合う様々な要因の上に成り立っているのです。
これらの複雑な要因のネットワークは、物理の法則、生理学の法則、心理学の法則、、、
全体に共通するあらゆる法則によって出来ています。
全てを包括するネットワークは1つとみなせます。
その1つのネットワークを1つの実体として認識してみましょう。
そこには全ての法則、つまり知識、資源、能力、全てがあります。
その1つの実体である「全て」の中に、
私達の「うまくいきますように」という願いを投入する行為が「祈り」です。
目標達成の為に関わる、様々な要因に、「祈り」という行為で働きかけるのです。
先に見たように、祈りは行為であるために、結果を出すからです。
>> 4.なぜ祈るのか - 自分が幸せになりたいと認識する。>>
<< 2.「祈り」とは「行為」である。ゆえに必ず結果を生む。 <<
目次へ戻る>>
「不確定要因」「運」「グレース」「カルマの法則」といった言葉の意味を、
日常の中で、否が応でも知らしめてくれる国、インド。。。
1.自分が直接コントロール出来る範囲の要因
2.自分が直接コントロール出来無い範囲の要因
の2つを見極めて、自分で出来る範囲の要因において適切な努力をし、
直接手を打てない範囲の要因については、委ねる態度が必要です。
しかし、自分でコントロール出来ると思っていることでも、
結局は、この複雑に絡み合う様々な要因の上に成り立っているのです。
これらの複雑な要因のネットワークは、物理の法則、生理学の法則、心理学の法則、、、
全体に共通するあらゆる法則によって出来ています。
全てを包括するネットワークは1つとみなせます。
その1つのネットワークを1つの実体として認識してみましょう。
そこには全ての法則、つまり知識、資源、能力、全てがあります。
その1つの実体である「全て」の中に、
私達の「うまくいきますように」という願いを投入する行為が「祈り」です。
目標達成の為に関わる、様々な要因に、「祈り」という行為で働きかけるのです。
先に見たように、祈りは行為であるために、結果を出すからです。
>> 4.なぜ祈るのか - 自分が幸せになりたいと認識する。>>
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